Kingston SNV125-S2/40GBの謎
IntelのX25-VのOEM品の割に安価なことから人気があるKingston SSDNowVシリーズの最新製品、SNV125-S2/40GBですが、不思議?な現象が出ているようです。というのも、元々この製品は、Trim対応を謳っていなかったのですが、Crystal Disk InfoでみるとTrim対応と表示されたり、非対応と表示されることがあるようなのです。
実際、僕もこの現象を体験しました。先日、SNV125-S2/40GBのベンチをとったときのことですが、最初にCrystal Disk Infoで情報を確認したところ、当初は「Trim」の文字がありませんでした。(そのときの画像は残っていませんし、生データも確認していません。すみません)
しかし、昨日、いつのまにかTrimが有効になっているという書き込みを見つけ、手元にまだあったSNV125-S2/40GBを再度確認したところ、いつのまにやらCrystal Disk Infoで「Trim」対応の文字が表示されるようになっていました。しかも、前述の書き込みを見る限り、Trimの効果もちゃんとでています。
Trim表示されるようになった画面がこれです。お気付きの方もいらっしゃると思いますが、この製品、ベンダー名やモデル名こそKingstonのものに変更されていますが、ファームウェアのバージョン表記は、Intel純正の表記のままとなっています。そして、「2CV102HA」というファームウェアは、Trim対応として初期に配布されたものと同じです。このため、僕は、当初、対応ファームでありつつあえて、Trimを殺しているのかと思っておりましたが、実際のところは、Trim対応で間違いないようです。念のため、IDENTIFY DEVICEの生データを確認しましたが、Word169のBit0にTrim対応を示す「1」も設定されておりました。また、Trim後に再度そのLBAに読み出しが発生した場合の動作を示す、Word69のBit14の値も確定したデータと見なす「1」が設定されていました。(参考までに、すべて「0」で返す、Read Zero After Trimの設定Bit5は「0」でした)。以上のことから、設定関係からみてもTrim対応は、間違いありません。
問題は、なぜ、最初にCrystal Disk InfoでTrim対応が表示されなかったかです。個人的には、ソフトのバグ(何かの拍子で見落とした)ではないかと思っておりますが、現状では、それを確認する手段がありません。(一度、Trim対応が表示されるようになってからは、常に表示されるようになりました)
これを確認するには、Crystal Disk InfoでTrim対応と表示されない状態の方が、IDENTIFY DEVICEの生データを確認する以外にはないと思います。
ちなみに、IDENTIFY DEVICEのWord169のBit0の値の確認は、IntelのSSD ToolBoxを使うと簡単に行えます。SSD ToolBoxを起動後、情報を読み出したいSSDを選択し、「View Drive Infomation」を選択すると、IDENTIFY DEVICEで得られた情報が表示されますので、Word169のBit0の値を確認してください。ここが「1」に設定されていればTrimをサポートしています。
また、Crystal Disk Infoで生データを確認する方法もあります。その場合は、機能からコピーを選択して、IDENTIFY DEVICEの生データをエディタ等にペーストして確認します。Wrod169(150の+2,+3のところ)の値を確認してください。Trimサポートとなっていれば、「01 00」をなっているはずです。数字が逆転していますが、これで「0001」となり、Bit0が「1」であることを示しています。
IDENTIFY DEVICEのWord169のBit0が「1」に設定されTrimサポートになっていて、Crystal Disk InfoでTrimの文字が表示されなければ、Crystal Disk Infoのバグということになります。逆にそうでない場合は、何かの拍子でTrimが有効になったということになります。僕がやったことといえば、HDDEraseを使って、SecureEraseを実行したこととIntelのSSD ToolBoxをインストールして起動したことぐらいです。チェックしてみたという方がいた場合、連絡いただけると助かります。
2010/01/11追記
その後、検証された方がいたようで、Crystal Disk Infoのバグではなく、SecureEraseを行うことで、Trim対応に変化することがわかりました。詳しくは、ここをご参照ください。
Crystal Disk Infoの作者の方には、いらぬ心配をかけたようで申し訳ございませんでした。
実際、僕もこの現象を体験しました。先日、SNV125-S2/40GBのベンチをとったときのことですが、最初にCrystal Disk Infoで情報を確認したところ、当初は「Trim」の文字がありませんでした。(そのときの画像は残っていませんし、生データも確認していません。すみません)
しかし、昨日、いつのまにかTrimが有効になっているという書き込みを見つけ、手元にまだあったSNV125-S2/40GBを再度確認したところ、いつのまにやらCrystal Disk Infoで「Trim」対応の文字が表示されるようになっていました。しかも、前述の書き込みを見る限り、Trimの効果もちゃんとでています。
Trim表示されるようになった画面がこれです。お気付きの方もいらっしゃると思いますが、この製品、ベンダー名やモデル名こそKingstonのものに変更されていますが、ファームウェアのバージョン表記は、Intel純正の表記のままとなっています。そして、「2CV102HA」というファームウェアは、Trim対応として初期に配布されたものと同じです。このため、僕は、当初、対応ファームでありつつあえて、Trimを殺しているのかと思っておりましたが、実際のところは、Trim対応で間違いないようです。念のため、IDENTIFY DEVICEの生データを確認しましたが、Word169のBit0にTrim対応を示す「1」も設定されておりました。また、Trim後に再度そのLBAに読み出しが発生した場合の動作を示す、Word69のBit14の値も確定したデータと見なす「1」が設定されていました。(参考までに、すべて「0」で返す、Read Zero After Trimの設定Bit5は「0」でした)。以上のことから、設定関係からみてもTrim対応は、間違いありません。
問題は、なぜ、最初にCrystal Disk InfoでTrim対応が表示されなかったかです。個人的には、ソフトのバグ(何かの拍子で見落とした)ではないかと思っておりますが、現状では、それを確認する手段がありません。(一度、Trim対応が表示されるようになってからは、常に表示されるようになりました)
これを確認するには、Crystal Disk InfoでTrim対応と表示されない状態の方が、IDENTIFY DEVICEの生データを確認する以外にはないと思います。
ちなみに、IDENTIFY DEVICEのWord169のBit0の値の確認は、IntelのSSD ToolBoxを使うと簡単に行えます。SSD ToolBoxを起動後、情報を読み出したいSSDを選択し、「View Drive Infomation」を選択すると、IDENTIFY DEVICEで得られた情報が表示されますので、Word169のBit0の値を確認してください。ここが「1」に設定されていればTrimをサポートしています。
また、Crystal Disk Infoで生データを確認する方法もあります。その場合は、機能からコピーを選択して、IDENTIFY DEVICEの生データをエディタ等にペーストして確認します。Wrod169(150の+2,+3のところ)の値を確認してください。Trimサポートとなっていれば、「01 00」をなっているはずです。数字が逆転していますが、これで「0001」となり、Bit0が「1」であることを示しています。
IDENTIFY DEVICEのWord169のBit0が「1」に設定されTrimサポートになっていて、Crystal Disk InfoでTrimの文字が表示されなければ、Crystal Disk Infoのバグということになります。逆にそうでない場合は、何かの拍子でTrimが有効になったということになります。僕がやったことといえば、HDDEraseを使って、SecureEraseを実行したこととIntelのSSD ToolBoxをインストールして起動したことぐらいです。チェックしてみたという方がいた場合、連絡いただけると助かります。
2010/01/11追記
その後、検証された方がいたようで、Crystal Disk Infoのバグではなく、SecureEraseを行うことで、Trim対応に変化することがわかりました。詳しくは、ここをご参照ください。
Crystal Disk Infoの作者の方には、いらぬ心配をかけたようで申し訳ございませんでした。
コメント
コメントを投稿