Gigabyte Z68MX-UD2H-B3
長い間放置プレイをして申し訳ございません。
ネタがないわけではなかったのですが、いろいろ忙しく、更新を数ヶ月もサボってしましました。
さて今回は、Intelの新チップセット「Z68 Express」を搭載したマザーを購入したので、今回は、このマザーを購入した理由やOSインストール時のポイントなどを説明します。
まず、購入したマザーですが、Gigabyteの「Z68MX-UD2H-B3」をあえて選択しています。
理由は、いくつかあるのですが、もっとも大きいのは、SSDの評価に欠かせない「SecureErase」が簡単に行えるからです。Gigabyteのマザーを使用し、SSDを使用している方ならすでにお気づきの方も多いと思いますが、Gigabyteは、ICH9世代のマザーあたりから、FreezeLockをかけない仕様となっています。このため、HDDEraseでSecureEraseを行うときに、SATAの動作モードを「IDE」に設定し、SATA0-4のポートのNativeをOFF(Disalbe)に設定するだけで、簡単にSecureEraseを実行できるのです。(僕は、普段、HDDErase3.3を使用しています。「Z68MX-UD2H-B3」でもSecureEraseを行って見ましたが、やはり、FreezeLockがかからない仕様となっていました)
ASUS(P8H67-M PRO)やMSI(P67A-GD55)のマザーももっていますが、これらのUEFI(BIOS)にAMIを採用しているメーカーは、FreezeLockをかける仕様となっています。このため、SecureEraseを行うには、リブートを行うか、ホットプラグを使用する必要があるなどの面倒な作業が必要になります。その点、Gigabyteのマザーならそのようなことを行う必要はありません。IndilinxやSandForceなど、SecureEraseを行うときに工夫が必要なSSDも、FreezeLockがかからないGigabyteなら、USBメモリから起動して、ちょちょっとSecureEraseができてしまいます。僕のようにお仕事ベンチマークでしょっちゅうSecureEraseを行っているユーザーには、これほど便利なマザーはありません。
ちなみに、Intelのマザーですが、いつのまにやらSATAの動作モードにLegacy IDEを設定できなくなったようですね。先日、IntelのDH57DDというマザーでHDDEraseを使ってSecureEraseを行おうとしたところ、気が付きました。Intel製マザーだと、HDDEraseではSecureEraseが行えないので注意が必要かもしれません。まあ、Intelの場合、自社のSSDは、無料配布しているSSD ToolBoxでやれということなのかもしれませんが。
次にOSのインストールですが、実は、ハマリました。
というのも、今回のマザーの購入目的は、いうまでもありませんが、「Intel Smart Response Technology」というSSDとHDDを組み合わせて運用し、SSDをキャッシュのように使うことでデータ転送速度を向上させる機能のチェックにあります。この機能をチェックすべく、SATAの動作モードを「RAID」に設定し、とりあえず、HDDのみを接続してOSの新規インストールを行ったところ、OS付属のドライバ(iaStorV.sys)で何も考えずインストールしたら最後で「パソコンを構成できませんでした」とかいうメッセージが表示され、インストールが完了しないという現象に見舞われました。HDDとSSDを接続して同じようにインストールを行ってみてもこの現象は変わりません。以前は、OS付属のiaStorV.sysでOSのインストールができたのですが、何か仕様が変わったのかもしれません。
ちなみに、インストールに使ったOSは、Win7 Ultimateの64bit版(SP1は当てていません)です。
最終的にこの現象は、IRSTの最新版(Ver10.5.0.1026)をIntelのサイトからダウンロードしてきて、インストール先のドライブを選択する画面でこのドライバをロードしてあげることで回避できました。もし、僕と同じような症状がでたというかたは、OS付属のiaStorV.sysを使うのではなく、最初から最新のIRSTを使ってOSをインストールすると回避できますので参考にしてください。
次回は、「Intel Smart Response Technology」のベンチマーク結果でもレポートしたいと思います。あと、ついでにVertex3の120GB版をなんとなく購入してしまったので、これのレポートもそのうちやりたいと思います。
2011.5.15追記
Windows7の標準ドライバで、インストールが完了しない件ですが、最新BIOSの「F4」にアップデートしたら改善されました。どうもBIOSのバグだったようです。問題がでているかたは、BIOSを更新しましょう。
2011.5.17追記
実は、BIOSアップデート前から、Windowsからシャットダウンを選んでも、電源が切れずにリブートするという現象が発生していました。最新のBIOS「F4」に変更したところ、多少、改善されましたが、SSDのみで使用すると、なぜかまったく電源が切れなくなりました。いろいろ、試したところ、最終的にこの現象は、電源交換で改善されました。このマザーは、使用する電源に相性があるのかもしれません。最初に使用していた電源は、玄人志向の「KRPW-P630W/85+」です。この電源を使用している方は、僕のように電源が切れないという現象が発生するかもしれませんのご注意ください。
ネタがないわけではなかったのですが、いろいろ忙しく、更新を数ヶ月もサボってしましました。
さて今回は、Intelの新チップセット「Z68 Express」を搭載したマザーを購入したので、今回は、このマザーを購入した理由やOSインストール時のポイントなどを説明します。
まず、購入したマザーですが、Gigabyteの「Z68MX-UD2H-B3」をあえて選択しています。
理由は、いくつかあるのですが、もっとも大きいのは、SSDの評価に欠かせない「SecureErase」が簡単に行えるからです。Gigabyteのマザーを使用し、SSDを使用している方ならすでにお気づきの方も多いと思いますが、Gigabyteは、ICH9世代のマザーあたりから、FreezeLockをかけない仕様となっています。このため、HDDEraseでSecureEraseを行うときに、SATAの動作モードを「IDE」に設定し、SATA0-4のポートのNativeをOFF(Disalbe)に設定するだけで、簡単にSecureEraseを実行できるのです。(僕は、普段、HDDErase3.3を使用しています。「Z68MX-UD2H-B3」でもSecureEraseを行って見ましたが、やはり、FreezeLockがかからない仕様となっていました)
ASUS(P8H67-M PRO)やMSI(P67A-GD55)のマザーももっていますが、これらのUEFI(BIOS)にAMIを採用しているメーカーは、FreezeLockをかける仕様となっています。このため、SecureEraseを行うには、リブートを行うか、ホットプラグを使用する必要があるなどの面倒な作業が必要になります。その点、Gigabyteのマザーならそのようなことを行う必要はありません。IndilinxやSandForceなど、SecureEraseを行うときに工夫が必要なSSDも、FreezeLockがかからないGigabyteなら、USBメモリから起動して、ちょちょっとSecureEraseができてしまいます。僕のようにお仕事ベンチマークでしょっちゅうSecureEraseを行っているユーザーには、これほど便利なマザーはありません。
ちなみに、Intelのマザーですが、いつのまにやらSATAの動作モードにLegacy IDEを設定できなくなったようですね。先日、IntelのDH57DDというマザーでHDDEraseを使ってSecureEraseを行おうとしたところ、気が付きました。Intel製マザーだと、HDDEraseではSecureEraseが行えないので注意が必要かもしれません。まあ、Intelの場合、自社のSSDは、無料配布しているSSD ToolBoxでやれということなのかもしれませんが。
次にOSのインストールですが、実は、ハマリました。
というのも、今回のマザーの購入目的は、いうまでもありませんが、「Intel Smart Response Technology」というSSDとHDDを組み合わせて運用し、SSDをキャッシュのように使うことでデータ転送速度を向上させる機能のチェックにあります。この機能をチェックすべく、SATAの動作モードを「RAID」に設定し、とりあえず、HDDのみを接続してOSの新規インストールを行ったところ、OS付属のドライバ(iaStorV.sys)で何も考えずインストールしたら最後で「パソコンを構成できませんでした」とかいうメッセージが表示され、インストールが完了しないという現象に見舞われました。HDDとSSDを接続して同じようにインストールを行ってみてもこの現象は変わりません。以前は、OS付属のiaStorV.sysでOSのインストールができたのですが、何か仕様が変わったのかもしれません。
ちなみに、インストールに使ったOSは、Win7 Ultimateの64bit版(SP1は当てていません)です。
最終的にこの現象は、IRSTの最新版(Ver10.5.0.1026)をIntelのサイトからダウンロードしてきて、インストール先のドライブを選択する画面でこのドライバをロードしてあげることで回避できました。もし、僕と同じような症状がでたというかたは、OS付属のiaStorV.sysを使うのではなく、最初から最新のIRSTを使ってOSをインストールすると回避できますので参考にしてください。
次回は、「Intel Smart Response Technology」のベンチマーク結果でもレポートしたいと思います。あと、ついでにVertex3の120GB版をなんとなく購入してしまったので、これのレポートもそのうちやりたいと思います。
2011.5.15追記
Windows7の標準ドライバで、インストールが完了しない件ですが、最新BIOSの「F4」にアップデートしたら改善されました。どうもBIOSのバグだったようです。問題がでているかたは、BIOSを更新しましょう。
2011.5.17追記
実は、BIOSアップデート前から、Windowsからシャットダウンを選んでも、電源が切れずにリブートするという現象が発生していました。最新のBIOS「F4」に変更したところ、多少、改善されましたが、SSDのみで使用すると、なぜかまったく電源が切れなくなりました。いろいろ、試したところ、最終的にこの現象は、電源交換で改善されました。このマザーは、使用する電源に相性があるのかもしれません。最初に使用していた電源は、玄人志向の「KRPW-P630W/85+」です。この電源を使用している方は、僕のように電源が切れないという現象が発生するかもしれませんのご注意ください。
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